事業を考えるときに「大きな市場規模のマーケット」で
勝負する方がいいという考え方がある
例えば市場規模の小さな「机専門店」では
来店するお客様数が少なくなるだろうし、
売上もそれほど伸びないんじゃないか。
「家具専門店」ならたくさんのお客様に来ていただけるし、
いろいろなものを買ってくれたら儲かるのではないか。
だったら市場規模の大きなマーケットで
勝負した方がいいという考え方だ。
これは一理ある考え方だ。
反面、大きな市場では同じように「売り上げ拡大」を目指す
競合が多くなるのは必定だ。
例えば少し前まではあまり見なかった「介護」の事業所だが
今はコンビニの跡地や空きオフィスにたくさんみられるようになった
介護事業に限らずこうして、競争相手が多くなるとどうなるか。
競争だから「値引きをする」「サービスをたくさんする」といった
お客様獲得にしのぎを削るとコストが掛かり
利益が思うように出なくなる。
特色を出して客数・売上が伸びれば、競争に勝ち抜けられる。
そうなればいいが営業が伸びなければ結果、
資金が尽きて事業継続が難しくなるということも
大きな市場だからこそ、手ごわい相手に押しつぶされる可能性がある
小さな市場ではどうか
もともと大きな売り上げが期待できないから
競合は少ない。
しかし集客のための告知コストが掛かるだろう
頑張って告知したのにお客様の数が伸びなければ
これも事業継続が難しくなる
しかし、小さな市場(隙間市場、ニッチなどとも呼ぶ)では
競合がいないので売上額は少なくても利益が取れる商売が見込める
起業するときにどちらがお勧めかといえば
個人的には一般的に「小さな市場」である。
まず、お客様と面と向かい商売をしてみて
売るとは何か。儲かることとはどういうことかを
感覚としてとらえるべきだと思う。
小ささは「エリア」を狭めておくでもいいし、
扱う「品揃え」の限定でも実現できる。
また対応する「お客様ニーズ」の狭さでもいい。
小さな市場での一番を目指そう。それがビジネスを伸ばす
原点となりうる
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