デザインの4原則

デザインの要素がきれいに並ぶと読みやすくなる

デザインの基本原則は「整列」

要素がきれいに並ぶと読む気になってもらえる。乱雑に並んでいる場合ときれいに並んでいる場合とでは印象が全く違ってくる。

図で見てもらっても左側に比べると右側のメニューは文字の左端が揃っていてよみやすいですよね

揃い過ぎていると確かに動きがなく「つまらない」という印象は出てきますが、そのデメリット以上の「読みやすさ」が得られます。

上揃え・左揃え・中央揃え、それに「隙間」も揃えていきましょう

情報がグループ化されると理解しやすくなる

例に挙げた左のメニューではドリンクやフードのメニューが交じっているが、これでは読みにくい。

同じ種類のものはきちんと整理してあげると理解しやすくなるので右側のようにドリンクだけ、フードだけにまとめるようにしよう。また、

グループが違うものは余白を空けて区別することも近接のルールと言える

同じフォーマットだと情報の読み取りがラクになる

サイトや限られた紙面の中で情報が読み取りやすくなるように工夫しよう。例だと「メニューと料金の間にスペースを入れる、縦置き、フォントが違っていてメニューと料金の間にスペースがない、メニューが英文字」などフォーマットがバラバラで読みづらい。

右のようにフォーマットを整えると読みやすくなる。

また反復するとリズムが出てきて読み進めやすくなるという利点もある。

コントラストをつけて目立たせる

コントラストには色と大きさのコントラストがある。

広告の大切なメッセージを色と大きさで目立たせることによって「ユーザーに伝える」ことができる。例ではコーヒーショップだからといってメニューの背景色をコーヒー色にして黒い文字は読みにくい。やはり右側のように文字が見える色にする。

色のコントラストで一番わかりやすいのは明度のコントラスト。濃い色の文字を使いたければ、背景色は薄い色。濃い背景なら文字色は白が鉄則。明暗以外にも色相のコントラストや彩度のコントラストもある。

目立たせたい部分はコントラストをつけて目立つようにすること

コントラストをつけて目立たせる

特に文字などは、大きさのコントラストをつけて、目立たせる。

新聞などの見出しは地の文に対して大きくする。本文とタイトルなどの見出しの大きさの比率を「ジャンプ率」という。

ジャンプ率が高いほど「差が大きく、目立つ」。

目立たせたいものの周囲に余白を空けると、さらに際立つし、色のコントラストをつけてより目立つように工夫することもある。